宮城に旅行に行ったら遭難しかけた話

どうも皆さんこんにちは、毎回GOの話しかしてこなかったこのブログにも遂に別の話題がやってきました。そう、Twitterでも言っていましたが、僕が旅行中に遭難しかけたのです。まあ無事に自力で帰って来られたので1時間当たり50万円とかかかるらしいヘリコプターを呼ばなくても済みましたが・・・(そもそも回線がなかったので呼べませんでした)

今回はその時の話を写真付きでしようと思います、「馬鹿だなあこいつ」位の感じで笑ってもらえれば幸いです。

 

2月20日午前9時

この日僕たちは午前中に定義山、午後は作並温泉に行く予定を立てていました。そのため、2人とも夜型人間で休みの日は午後3時とかに起きて午前5時頃に寝るという狂った生活リズムにも関わらず、午前8時に起き、9時発の定義山行きのバスに乗ったわけですね。

10時

路線バスでこんなに長時間乗ったのは初めてだったんじゃないでしょうか。「ここほんとにバスで通るところかよ!?」って言いたくなるようなダムの上の細い道(?)を通り、バスは山の奥へと入っていきました。大倉ダムっていうらしいです、わーお

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10時20分

バスで所々ヒヤッとしたものの僕たちは定義山に到着しました。この時点で周りは雪だらけ、平日ということもあってほとんど人もいませんでした。おかげで苦も無く名物の油揚げを食べ、お寺にお参りすることができました。(ここの油揚げマジで美味かったので宮城に行った人は是非食べに行ってください)

ここまでは完璧だったんですよ、ここまでは・・・

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11時20分

さて、用事をすべて済ませた僕たちは作並温泉に移動することにしたのですが、目の前でバスが行ってしまいました、次のバスは1時間15分後、普段3分に1本電車が来る大阪に住んでいる僕が待てるような時間ではありません。歩くことを考え、グーグル先生にお願いしました。彼は2つのルートを提示しました。一方はバスが通っている道を通るルートでこちらは徒歩3時間45分。

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そしてもう一方は山の北側を通るルートで2時間50分。この地図だと12㎞となっていますが、当時調べた時はゴール地点の設定が違ったので確か16kmとかの表示だった気がします。

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まあ短いほうを選びますね(失敗だったけど。。。)

 

12時

出発から1時間弱、僕たちは順調にルートを進行していました、周りに雪が増え、道は凍結していましたが、舗装されており、郵便配達の車を見かけたこともあり、まあ行けるだろうみたいな感じはありました。あと、景色はめちゃくちゃきれいでした。4年以上の付き合いのある共通の友達に通話をかけて3人で話しながら歩いてました。

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12時30分

僕たちは1つの分かれ道に着いていました、グーグル先生によればここを左に曲がるらしいのですが、どこをどう見ても人間が通れるような状態ではないのです。今考えるとここで戻っておくべきでしたね・・・まあ僕たちは進むことにしました。(多分歩いた時間が無駄になるのが嫌だったんでしょうねえ・・・)

ちなみに、この分かれ道の少し手前で回線が切れ、僕らが頼れるのはGPSだけになっていました。

ここから先、恐らく冬の間は人が全く通らないであろう道をジーンズにスニーカーという普段着で突破することになるのですが、まだ僕たちはそれを知りません。

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13時X分

膝の高さまで積もった雪の中進むこと1時間以上、熊沢林道という国有林道(許可なしでの立ち入り禁止)の看板を目の前にして、僕たちは自分たちの間違いに気づきました、「ここは人間が来るべき場所では無かったのでは?頭悪くない?」とこのような会話をしながら・・・しかしGPSでは既に半分を超えており、はっきり行って戻る元気はありませんでした。看板には「許可なく立ち入った場合林道で何かあっても責任は負いません」みたいなことが書いてあったので、これは入るだけなら罰則無いな、というか通り抜けないと死んじまうと思ったので突撃しました。写真は林道に突入してから最初の山を越えたあたりになります。このあたりから霧が出始め、視界がかなり悪化してきました。

加筆・・・今調べたんですが、林道の立ち入り禁止は自己責任で捕まることは無いらしいです、というか地元の人は普通に入ってるらしいですね。

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14時30分ごろ

6.8kmあるらしい林道を2時間弱かけて半分進み、どうやら山頂は超えたらしいというところまで来ました、正直もう足の感覚は無いわ、膝より下はズボンも靴も凍ってるわ、飲み物は無いわで2人とも死にかけていましたが、2時間ぶりに土の道を見つけてうれしくなって写真を取りました、200mも行かないうちにまた雪道になりましたが・・・あ、あと僕はこのあたりでランナーズハイみたいな状態になって「今ならアブソリュートぼこぼこに出来る気がする」とか訳の分かんないことを言い始めました。あと、ずっといろんな歌を歌ってました。

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15時過ぎ頃

GPSだけを頼ること3時間ちょっと、遂に林道の終わりまで来ました、そしてこのあたりで回線がつながりました。ここで僕には選択肢がありました。助けを呼ぶか、残り2㎞歩いて国道まで行くか、しかしヘリを呼んだ時の高額な請求に怯えた僕は、友達に通話をかけて、自分の現在地を伝え、そのまま通話をつないで、返事が無くなったら助けを呼ぶように頼むという暴挙に出ました、結果的には彼と会話することによって最後まで歩き切ったので、正解だったといえるでしょう。

 

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16時過ぎ

何とか国道まで出た僕たちはそこにあった除雪センターに入れてもらい、そこで凍傷の確認をしながらタクシーを呼んで仙台まで帰る事が出来ました。まさか中学時代に山岳部の顧問の先生が授業の空き時間でしゃべっていた雑談を聞いていたことが役に立つとは思いませんでした。フーシャン先生、Thank you very much!

皆さん、グーグル先生には気を付けましょうね、僕とのお約束です。あと帰りのタクシーの運転手さんが言ってたんですが、あの林道、昔女子高生の死体が見つかったらしいですね。。。

 

P.S.

晩御飯はセリ鍋を食べました、あったかくておいしかった、お酒は疲れてるからか回りすぎていつもの3分の1くらいの量でギブアップしましたが。。。疲労スマホをまともに持てず、写真がブレまくりなのは許してください・・・

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IEM Katowice 2019 Main Qualifier、現時点での勝ち抜けチームと敗退が決まったチームの話

こんにちは、本日は本予選最終日となります。今大会は番狂わせだらけのかなりカオスな大会となっていますが、それも今日で最後ですね。

今回は既に勝ち抜け、敗退が決まったチームを見てみましょう。3勝のチームは勝ち抜け、3敗のチームは敗退です。

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昨日までに突破を決めたのは、(3-0)NRG,Renegades、(3-1)Vitality,AVANGAR,ENCEの5チームです。それでは勝ち抜けたチームの評価から始めていきたいと思います。

NRG・・・どこにこんなポテンシャルが眠っていたんでしょうか。アホほど強いです。正直さっさと敗退するだろうと思ってました。ただNAチームは1大会だけ強いとかが良くあるので、本大会でこの力を発揮できるかにかかってると思います。

Renegades・・・各試合いい感じに別の選手の調子が良く、ギリギリの試合を全部ものにしたり、一番マネー的においしいラウンドで勝てたりと流れがあった感じがします。本戦用に作戦がまだ残せているなら、jksとGratisfactionの調子次第では期待できるでしょう。(GratisfactionがAWP当て過ぎ問題)

Vitality・・・当たり運が最強でした。正直最初の2戦は0-3敗退のチームレベルの出来だったのですが、2戦目にGrayhound、3戦目にVegaに当たって勝ちを拾えたことで何とかなりましたね。4戦目のViCi戦でやっとチームとしては少しEU予選のときの力を取り戻したかなって感じです。ただ本来の力には程遠いので本大会までにもうちょっと仕上げてくる必要があるでしょう。

AVANGAR・・・ここも当たり運がかなり良かったですね、勝った相手がFURIA、調子が底のG2、TYLOOの3チーム、TYLOO相手はかなり苦戦しましたが2マップ目を16-14で勝ち切れたのが大きかったですね。ただ本戦はbusterの調子がTYLOO戦並みに良くないと苦しいと思います。

ENCE・・・Renegadesには負けたものの安定したプレイングで勝ち抜けました。チームとしては一番安心してみていられますね。インタビューでこのチームは本戦Best8に入るために準備をしてきたと答えているのでおそらく本戦用の作戦を用意してあるでしょうね。既に突破を決めているチームの中では一番安定していて、本大会も期待できるチームだと思います。(あと大会期間中にalluに子供が生まれたそうです、おめでとうございます)

 

ここからは敗退が決まったチーム、(0-3)Grayhound,Spirit、(1-3)Vega,Fnatic,FURIAの評価をしていきます。

Grayhound・・・残念ながら事前の予想を覆せず0-3での敗退になってしまいました。作戦面でどうこうということは無かったのですが、すべての試合で力負けしてしまって、その結果、勝てるシーンで焦ったプレイをしてしまったり、逆に弱気になりすぎてしまったりといった所が目立ちました。対戦相手がC9、Vitality、Fnaticという個人技がかなり優れたチームであったことも影響しましたね。

Spirit・・・戦った4マップのうちの2マップを14-16で落とすというかなり残念な形での敗退でした。どちらもあと1歩だったので、一戦目のENCE戦でチームとしてほとんど何もさせてもらえず、流れに乗れ無かったのが悔やまれますね、あの試合でもう少し何か工夫が出来ていれば、同じ負けでももう少しいい流れでVega戦を迎えられた可能性はあります。ただ、この紙一重で勝てるかどうかが強いチームとの差なのかなと思ったり・・・

Vega Squadron・・・SpiritとのCIS対決は制したものの、そのあとVitalityにぼこぼこにされ、NiPにも敗れて敗退となってしまいました。全体の出来としては悪くなかったのですが、最終盤の決定力に欠け、リードしてもそのリードを守れないといった試合が目立ちました。土壇場での集中力と最後の2つ、3つのラウンドを取り切るための作戦が今後の課題となりそうです。

Fnatic・・・正直今の出来では敗退も仕方がないでしょう。動きはフランス勢並みにボロボロ、それを救うためのエースもおらず、G2戦の最終マップであるOverpassの終盤ではあきらめているかのような雑なプレーが目立ちました。そして何より大会を通してJWの出来があまりにも悪すぎました。昨年のメンバーチェンジで一時期AWPを持っていなかったのがチームと全くかみ合わない要因になっているかもしれませんね。

FURIA・・・おそらくこのレベルでこのチームがまともに戦えるのはMirageだけだったのだと思います。それを含めるとMirageを選ばせるために本当に良く練られたmap ban、そしてSpirit相手にMirageで流れをつかんでnukeで勝利し、1勝をもぎ取ったのは称賛に値するでしょう。19歳の選手が3人、20歳が1人、そして最後の1人も22歳とすさまじく若いことを考えると今後に期待してもいいチームだと思います。

 

以上ですでに結果が決まった10チームの評価になります。晩御飯食べ終わったら今日の展望の記事も書く(つもり)です。ではでは。

元プロゲーマー()のメジャー大会観戦記(1日目後編)

一日目の後半に入っていきます。ところで、この予選はスイス式リーグの為、2戦目以降は同じ成績同士、つまり0勝1敗チームvs0勝1敗チームのように対戦が組まれていきます。3勝すれば勝ち抜けで、勝ち抜け決定戦と敗退決定戦はBO3で行われるので、最も少ないチームは4mapのに対して、最も多いチームだと11mapを戦わなければいけません。多く戦えば戦うほど、疲労も溜まりますし、作戦もばれるのでなるべく少ない試合数で勝ち抜きたいですね。

 

・0勝1敗同士の対戦

Vega Squadron(16-14)Spirit

map:Mirage

負ければ敗退にリーチがかかってしまう状況でのCIS勢同士の対戦は前回大会枠のVegaがCOLDYY1にぼこぼこにされながらもなんとかチームの力で勝利をもぎ取りました。DavCostがENCE戦位の出来をここで出せていれば勝敗は変わっていたであろうことは想像に難くないだけにこれで0勝2敗になってしまうのはSpiritとしてはかなり苦しいですね。日本時間の15日午前3時にFURIAとのeliminationマッチ(敗退決定戦)がありますが、それに勝ったとしても勝ち残るのはかなり難しいでしょう。Vegaの次戦はVitality、今のVitalityならチャンスはあります。ここで2勝に出来ると絶望的かと思われた奇跡の突破があるかもしれませんね。

 

Vitality(16-14)Grayhound

map:nuke

Vitalityはくじ運に完全に救われました。作戦はぼろぼろ、どうしようもない状態でしたが、nukeだったことが幸いし、個人技の差でなんとか初日を1勝1敗で終えることができました。ApexとZywOoに感謝してください。あと明日までにそのT側の悲惨な状態を何とかしてきてくださいお願いします。Grayhoundは正直しょうがないですね、出来ることはやってました、Tのピストルラウンドで焦ってしまったのがもったいないような気がしますが、本来の実力差を考えれば焦るなというほうが無理なので責めるのは酷でしょう。Grayhoundのeliminationマッチの相手はFnatic、いくら調子が悪いとは言えかなり厳しい戦いになるでしょう。対してVitalityの次戦はVega、正直くじ運良すぎないか?Vegaに勝てないようでは予選突破は無いでしょう。

 

Fnatic(11-16)WinStrike

map:Train

Fneticうまく行かないですねえ・・・TrainのT側に自信がないならなぜCacheをbanしたんでしょうかね・・・XiztがRatingトップであるということからもチームの不調が伺えます。これを一日で修正するのは厳しんじゃないでしょうか、幸い(?)eliminationマッチの相手はGrayhoundなのでここですっきり勝って流れを良くすれば・・・といったところ。WinStrikeはCTのリードを何とか守り切りました。前評判的にはかなり厳しい一戦だったのでここを勝てたのはおいしいですね。ただ次戦はNiP、厳しい試合が続きそうです。

 

AVANGER(16-14)FURIA

map:Mirage

FURIAはおそらく得意mapがMirageなんでしょうね、ただそのmapで2連敗してしまったことによってほとんど打つ手が無くなってしまったように見えます。eliminationマッチはBO3、他のmapがMirageより弱いとなるとSpirit相手はほとんどノーチャンスになってしまいそうです。果たして秘策はあるんでしょうか。対するAVANGERもFURIAのC9戦を見たうえで行けると判断してのMirageにも関わらず16-14まで縺れたというのはかなり苦しいです。次戦はG2、勝つのはかなり難しいでしょう。

 

・1勝0敗同士の対戦

Cloud9(3-16)TYLOO

map:Overpass

TYLOOの丁寧な守りがゴリゴリ押してくるC9の攻めをほぼ完封しました。出来としては完璧でしょう。ストレートでの勝ち抜けを目指して次戦はNRGと戦います。今の調子なら勝てる可能性はかなり高いのではないでしょうか。一方のC9はMirage、Cacheをbanされてしまったのが響いた気がします。次戦はViCi、中国勢2連戦です。InfernoとOverpassはbanするべきかもしれませんね。

 

ENCE(16-6)G2

map:Overpass

この試合は言うことないです。ENCEは強いです。次戦の相手はRenegades、そちらも絶好調ですが、今のENCEなら問題ないでしょう。ストレートでの突破が見えてきました。一方のG2、KennySでもG2を救うことはできませんでした。相変わらずLuckyとJaCkzはこのプレイするならもっと他にいい選手がいたんじゃないでしょうか。boddyはチームがT側で負けすぎて成績が禿げあがってました。ちょっとかわいそうでした。次戦の相手はAVANGER、フランス勢ちょっとくじ運優遇され過ぎなんじゃないかと思いますがこの相手ならなんとかなりそうです、というかできないようならほぼ敗退確定です。

 

NRG(16-6)ViCi

map:Overpass

Ethanはどうやら常に強いみたいです。すみませんでした。次戦はTYLOO、ここで勝てばストレート突破です。ただしTYLOOはかなり火力が高いので、今日と全く同じ戦術だと止め切られてしまうかもしれませんね。一方、ViCiはやはりTYLOOほどの火力が無いのが痛かったですね、正面から抜かれてしまってました。あとadvent・・・?良くも悪くも彼が2日目カギになりそうです。次戦はC9、NA勢との試合が続きます。NRG戦から切り替えれられるか。

 

NiP(13-16)Renegades

map:Mirage

Renegadesがかなりうまくやりましたね。AZRの調子がすさまじく良いのでこれを維持していきたいところ。次戦はENCEなのでストレート突破はかなり難しいでしょうが、jksがオーストラリアンホープだった頃の力を見せてくれればワンチャンスあるかもしれません。NiPはCT側でマネーが一番厳しくなる負け方をしてしまったのが重く圧し掛かりましたね、プレイ自体は悪くはなかったので次戦のWinStrike相手にしっかり勝ち切れれば突破が見えてきそうです。

 

まとめ

初日うまく行っていないチームは軒並みTサイドがひどい状態だったのでmapのbanpickや連携面に課題がありそうです。しかし敗退決定戦と勝ち抜け決定戦はBO3、地力が高いチームが有利になるということもあって、初日不調だった実力があるチームがどれだけ戻してくるかが見どころになりそうですね。

元プロゲーマー()のメジャー大会観戦記(1日目前編)

はい、どうも皆さんおはこんばんにちは、まずはブラジルとかアジアのチーム紹介書こうと思ってたけどテストのせいで書けませんでした。申し訳ない・・・

一応テストも終わって時間もあるのでメジャー期間中は毎日こんな感じの観戦記を描こうと思います。正直予選はどうしても2窓になるので細かいところまでは見切れないですが、時間なくて生で見れないよ~みたいな人が読んでどんな感じか分かるように書きたいと思います。

ただし、かなり主観が入るので嫌いなチームは低めに、NiPとかの好きなチームは高めに評価をしていると思います。そこを念頭に置いてお読みくださいm(__)m

 

Fnatic (9-16) ViCi

map:Overpass

1戦目からかなり多くの人が予想を裏切られたと思います。僕も正直びっくりしました。Adventってこんな強かったっけ・・・とりあえず中国のチームはOverpass研究してるんだなって思いました。ViCiのbanが「Mirage,Cache,Dust2」といったMMでプレイされるの王道の3map、Fnaticはnukeをほぼ固定banにしているので、ViCIとしてはOverpass,Inferno,Trainの3マップの作戦を作りこんで来てるのかなって感じがします。中国チームのInfernoにはもともと定評があってどこもかなり強いので、かなりマップbanのところで有利を作れているのかな。

 

Renegades(16-8)AVANGER

map:Train

申し訳ないけどAVANGERへの期待値が低すぎたこともあり、特に何も言うことがないです。ただ直近の試合を見る限り、AVANGERはCacheかDust2をやりたかったのかな、多分その2mapには結構自信を持っていて、BO3で空いていればPickするような感じになっていたので、そこをRngが消してきたっていうのが辛かったかもしれないですね。あとRngはAZRがいい感じだった。

 

Cloud9(16-11)Grayhound

map:Mirage

Grayhoudはdexterの個人技でかなり善戦しましたが、やはりタレント力が足りなかった・・・C9はそんなに悪くなかったんじゃないでしょうか、NAガバが出る可能性があるので上位チームと対戦してみないとまだ分かりませんが、連携面ではそんなに酷いシーンは見られなかったので、英語でのコミュニケーションはうまくできているのかなって思います。GrayhoundはCIS予選組相手に勝ちを拾えないと全敗で落ちる気がします。

 

TYLOO(16-8)Vitality

map:Inferno

今大会番狂わせ第二回、やはり中国のInfernoは強かった、と言いたいところなんだけど・・・正直Vitalityが酷すぎましたね、印象に残ったのはTwitterでも言ったと思うんですけど、13-7でTYLOOリードのラウンド、bananaに前めのスモークが炊かれていて完全にクリアされ、TYLOO側は若干Aに寄り目、しかもマネーが厳しくてSMG2本のforce buyにも関わらず何故かファストでAセットを決行して案の定サイトにすら入れず滅ぶ。正直意味わからないです、フランスチーム本当に流れ悪くなるとどうしようもないですね・・・TYLOOはうまくやってました。おかしなことしないので安心感ありますね。

 

ENCE(16-10)Spirit

map:nuke

チーム紹介の記事で「最も注目している」って書いたENCEはまずは勝ちました。nukeのTスタートでこれなので、スコア以上に余裕があるんじゃないでしょうか。T側は最近あまり見なくなった、「4人グループ+1人lurker」の構成を取っていて、しかも結構うまく行っているように見えました。この作戦は4人のほうが撃ち勝つのが前提なので、もっと強いチーム相手になった時どうなるかは気になりますが、出来はかなりよさそうです。SpiritはDavCostとCOLDYY1の調子がそんなに悪くはなさそうというのが好材料ですかね。

 

G2(16-14)Vega Squadron

map:Cache

フランスを救えるのはやはりKennySしかいなかった、そんな試合でした、アンチエコで何回か意味不明なことをして危機に瀕していましたが、Vitalityとは違い、このチームにはKennySが居ました、だから勝ちました。shoxは強気すぎ、JaCkzとLuckyは緊張からか弱気になりすぎ、先行きが不安ですね・・・Vegaはまあこんなもんじゃないでしょうか。予想を上回ることも下回ることもなさそうです。当たり運と他のチームの出来次第でワンチャンスって感じ。ただこれだけ相手がミスした試合を勝ちきれなかったのはあまりにも痛い。

 

FURIA(6-16)NiP

map:Mirage

僕は今までFURIAというチームもメンバーも誰ひとり知りませんでした。なので普段どれくらいの強さなのかは知らないですが、この感じだとダークホースになったりすることは無さそうですね。Asetのカウンターでジャングルでブーストしたりとか、アイデアは見られましたが特にって感じでした。NiPは直近の大会で負け癖が付いていないか心配だったので1勝してまずは一安心ですね。

 

Winstrike(9-16)NRG

map:nuke

nukeのTスタートでこのスコアなのでかなり差がありますね。もっといい試合になると思っていたんですが・・・NRGの出来がいいのかWinStrikeがダメなのか・・・NRGはAWPerであるWorldEditが見ているであろう場所を予想し、人数をかけて引き撃ちされないようにトレード出来ていたのがこのスコアになったかな。NRG最近試合見てなかったけどEthanっていっつもこんな感じなんですか?強くない?

IEM Katowice2019出場チーム紹介(ヨーロッパ,CIS地域編)

いよいよオフシーズンの移籍ラッシュも終わり、メジャーの地域最終予選が各地域で始まり(EUは今日で終わっちゃうけど)、ついにシーズン始まったなって感じがしますね。

ということでは各地域のメジャー出場チームを勝手にランク付けしてざっくり紹介しようっていうのが記事の趣旨です。(満点は10点)

 

前回大会Best8以上のシード枠チーム(本戦からの登場) 

Astralis(デンマーク)

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メンバー

Xyp9x,dupreeh,gla1ve,device,Magisk

評価点

連携、作戦・・・EX

個人技・・・EX

紹介

去年圧倒的な力で優勝し続けた世界最強チーム。オフシーズンにもメンバー変更はなかったので連携面に不安はなく、万全の状態でシーズンを迎えそう。IGLも含むメンバー全員個人技も素晴らしく、去年のプレイヤーランキングtop20に全員がランクインしていることからも強さがうかがえる。唯一不安要素があるとすれば、去年は圧倒的な作戦力の差を他のチームに対して保持し続けていたが、年末の大会ではmibrにかなり迫られており、選手もインタビューで「最も研究してきているのはmibr」と発言していた。オフシーズンの研究によってそこがどうなっているか。

注目ポイント

去年他チームを翻弄した、相手の位置が見えているかの如き美しいローテーションと全員の息がぴったり合った完璧なセットプレー。あとオフラインは名物コーチzonicの選手とのコミュニケーションが見どころ。

 

NaVi(ウクライナ+ロシア)

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メンバー

Edward,Zeus,flamie,s1mple,electronic

評価点

連携、作戦・・・8

個人技・・・10

紹介

現在世界最強の選手であるs1mpleと、プレイヤーランキング4位にランクインしたelectronicを擁するCIS地域最強チーム。こちらもメンバー変更はなく、連携面では問題なさそう。ただEdwardとIGLで今年で引退することが濃厚なZeusの個人技がtopレベルで戦っていく上ではかなり足を引っ張ることが多い。s1mpleとelectronicは安定して強いのでチームのカギは良くも悪くもflamieの出来次第ということになりそう。ただAstralisを脅かすのは難しいかな、と個人的には思っている。

注目ポイント

やっぱり世界最強プレイヤーs1mple君の個人技。圧倒的な力ですべてを薙ぎ払っていくので見ていて楽しい。個人的には3試合に1ラウンド位のペースで全盛期の力を見せるEdwardのスーパープレイも見どころ。

 

Faze(カザフスタンスウェーデンスロバキアボスニア・ヘルツェゴヴィナノルウェー)

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メンバー

AdreN,olofmeister,GuardiaN,Niko,rain

評価点

連携、作戦・・・6

個人技・・・EX

紹介

メンバー全員の出身国が違う国際チーム、2015年世界No1プレイヤーolofmeister、去年まで5年連続でプレイヤーランキングtop20に入り続けているCIS最高のAWPerであるGuardiaN、2017年個人ランキング2位のNiko、同じく2017年4位のrainという正に「ぼくがかんがえたさいきょうのちーむ」という構成だが去年はolofの故障離脱、チーム内でのロールチェンジなどもあり不本意な成績に終わった。2016年11月から長らくIGLを務めていたKarriganに変わり、オフシーズンにAdreNを獲得。個人技はさらに強化されたが、連携面やタクティクスマスターだったKarriganの穴をどうするのか、今年初戦でかなり格下のGhostに負けたということもありかなり不安が残る。とはいえ個人技が最強なので仕上がってくれば強いだろう。

注目ポイント

メンバー全員に試合を壊せるだけのキャリー力があり、どれだけ人数不利を背負ってもワンチャンスあるため、相手チームは油断できない。Nikoは今年かなり気合を入れて望むようなので2017年のような圧倒的な力を見せられるか。

 

HellRaisers(ウクライナカザフスタン、トルコ、ハンガリー、ヨルダン)

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 メンバー

ANGE1,Hobbit,woxic,DeadFox,ISSAA

 評価点

連携、作戦・・・8

個人技・・・7

紹介

こちらも全員の出身国が異なる国際チーム。シーズンオフのメンバーチェンジはなかったが、2018年11月にGambitからHobbitが加入しているためこのメンバーでのビッグイベントは今大会がまだ3個目。それらの3大会では、格下のチームには確実に勝利を収めているが、同格または格上の相手には勝てないでいる。カギになるのは爆発力のあるAWPerのwoxicとメジャー優勝経験のあるHobbitの二人。この2人が勢いに乗れれば番狂わせを起こせる力を持っているのでグループステージの立ち上がり2試合がかなり大事になりそうだ。

注目ポイント

年末までは加入したてのHobbitがまだチームに完璧にはあってないのかなって感じがしてたのでそこのあたりを29歳のベテランANGE1がどうやってまとめ上げてくるか。あとはwoxicの得意マップMirageの際のまるでMMかのような強気のAWPも見どころ。

 

BIG(ドイツ、トルコ、イギリス)

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メンバー

gob b,tabseN,tiziaN,XANTARES,smooya

評価点

連携、作戦・・・10

個人技・・・7

紹介

個人的に今シーズンオフの移籍で最も驚いたチーム。2017年から丸二年所属していたnexに代わり、トルコのスーパーエースXANTARESを獲得。個人技は圧倒的に強化されたといえるだろう。去年までのBIGの強みだった連携面に加えて、火力を手に入れたことによってかなり期待できるチーム構成になっているが、XANTARESの移籍がかなりぎりぎりだったこともあり、本来の連携を発揮できるかは微妙なところ。グループステージまでの1か月間でどれだけ仕上げてこれるか。

注目ポイント

このチームがビックイベント毎に用意してくる斬新な作戦と、新戦力XANTARESがトップチーム相手にどれだけキャリー出来るか。またCTサイドの出来はsmooyaにかなり左右されるので彼のAWPにも注目だ。

 

前回大会本戦出場チーム(最終予選からの登場)

Vega Squadron(ロシア、ウクライナ)

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メンバー

tonyblack,chopper,jR,hutji,crush

評価点

連携、作戦・・・6

個人技・・・7

紹介

前々回大会で伝説のチームNiPのメジャー出場を阻み話題になったチーム。しかしそれ以降はあまり目立つことはなく、前回のメジャー最終予選も最終戦BO3まで戦って辛うじての突破。直近でも昨年10月にトップチームが全く出場していなかったStarSeries i-League Season6で2位に入ったのが最高成績。オフシーズンのメンバーチェンジもなかったことを考えると今回の期待値はそれほど高いとは言えない。chopperとjRの2人が好調で大会を迎えなければ最終予選突破は難しいだろう。

注目ポイント

CIS地域特有の好調時にどんどん仕掛けていく傾向がこのチームは特に強い。試合序盤の7ラウンドで勢いに乗れれば息の合った超強気プレー(?)がみられるかも。

 

fnatic(スウェーデン)

 

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メンバー

Xizt,JW,twist,KRIMZ,Brollan

評価点

連携、作戦・・・8

個人技・・・8

 紹介

何らかのゲームの大会を観戦したことのある人なら大体知っているであろうプロEsportsチームの名門Fnatic。去年はLoL部門は躍進したがCS:GOは2月から3月に行われたIEM Katowice2018で優勝して以降は不調が続きかなり苦しい年になった。6月に元NiPのXizt、10月にTwistと16歳のホープBrollanを獲得。去年はそれ以降も苦しい戦いが続いたが、今年の開幕戦だったiBUYPOWER Masters2019ではTeam Liquidから1map獲得するなど多少の希望は見えてきた。底力を発揮して最終予選を突破できるか。

注目ポイント

去年チームが不調の中、一人気を吐いてプレイヤーランキング9位にランクインしたKRIMZとスウェーデンホープBrollanに注目。去年の2月にそれまで6年間所属したNiPを脱退したXiztの今年を占う上でもかなり重要な大会になるだろう。

 

G2(フランス)

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メンバー

 JaCkz,shox,KennyS,boddy,Lucky

評価点

連携、作戦・・・7

個人技・・・8

紹介

2016年以降低迷するフランスCSを救うために2017年2月に結成されたフランススーパーチームだったが、結果が出せずメンバー変更を重ねた末、2018年11月に3DMAXからJaCkzとLuckyの2人を獲得。昨年末の大会では、今大会に出場するAVANGARとHellRasersを立て続けに破って2位に入り、その後すぐ行われたWESGの北西ヨーロッパ予選でも同じく今大会に出場するVitalityを破って1位通過を決めるなどかなり調子を上げてきている印象がある。KennySとshoxというフランス2大スタープレイヤーの出来によっては本大会Best4以上も夢ではないだろう。

注目ポイント

メンタル面に不安があると言われ続けているKennySだが調子のいいときは間違いなく世界でNo1のAWPer。彼の圧倒的な反応速度は必見。また新加入の2人がトップチーム相手にいつも通りのプレイを出来るかといった点にも注目したい。

 

NiP(スウェーデン)

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メンバー
f0rest,GeT_RiGhT,dennis,Lekr0,REZ

評価点

連携、作戦・・・8

個人技・・・9

紹介

2013年の世界最強チームだったが、2015年以降は年々成績が降下し、遂に前々回メジャーの地域予選ではVega Squadronに敗れて出場すら出来ないといった状態に陥ってしまった。そこから何度かのメンバー変更を経て、現在はレジェンドであるf0rest,GeT_RiGhTの2人以外3人が2017年7月以降に加入したメンバーとなっている。その甲斐もあり去年はトーナメントでの優勝こそないものの、ECSやESL Pro Leagueといったリーグ戦ではトップチーム相手に安定した成績を残し、復活の兆しが感じられた。このチームは何故かAstralisなどの一部トップチーム相手に相性が良いため、トーナメントブラケット次第ではかなり上位を狙える可能性はあるだろう。

注目ポイント

30歳というFPSでは相当なベテランにもかかわらず、いまだ圧倒的な力を持つf0restの安定感抜群のプレイングとREZの爆発力、そしてオフラインイベントの際はGeT_RiGhTのWebcamに映るリアクションに注目してほしい。

 

 今回の地域予選突破チーム(最終予選からの登場)

AVANGAR(カザフスタン、ロシア)

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メンバー

fitch,buster,KrizzeN,qikert,Jame

評価点

連携、作戦・・・6

個人技・・・7

紹介

前回のメジャー大会の際は地域予選突破をあと1勝のところで逃してしまったが、その雪辱を果たし、今回のCIS地域予選を1位で突破したチーム。ただし、個人技でも作戦面でもトップチームからは1段劣るため、地域予選の勢いを維持する必要がある。Fitch以外の4人は19~20歳とかなり若いので、ビッグイベントのメンタルコントロールがカギになりそうだ。

注目ポイント

エースプレイヤーのJameとbusterは絶好調時はTier1クラスの個人技を発揮するので彼らに注目してみていきたい。

 

Spirit(ロシア、ウクライナ)

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メンバー

DavCost,Dima,S0tF1k,COLDYY1,somedieyoung

評価点

連携、作戦・・・7

個人技・・・7

紹介

CIS地域では以前から有名なDavCost,Dima,COLDYY1の3人を擁するチームが前回に引き続き地域予選の最後の1枠を勝ち取り最終予選進出。その地域最終予選ではメジャー大会優勝経験のあるGambitを破っての突破とあってかなり勢いに乗っている。昨年末のStarSeriesでもVitality相手にBO3で勝利を収めていることもあり、本戦出場の可能性は十分にあるといえるだろう。

注目ポイント

AIM力に優れたプレイヤーが多いCIS地域の中でも有名な選手たちがそろうチームの為、見る分には楽しいが参考にはならないムーブが数多く見られるだろう。そのあたりを注目してほしい。

 

ENCE(フィンランド)

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メンバー

allu,Aerial,xseveN,Aleksib,sergej

評価点

連携、作戦・・・8

個人技・・・8

紹介

数年間、フィンランドCSの希望としてNiPやFazeなど、数々のトップチームを一人で渡り歩いたalluが遂に自国で共に世界トップクラスと戦えるチームを見つけ、メジャー大会に帰ってきた。alluはもちろん、16歳のスーパールーキーsergejと数年間国内で活躍してきたAerialの2人もトップチームに負けない個人技を持っている。昨年末はStarSeries、DreamHackといったかなり規模の大きな大会で立て続けに優勝し、地域予選でも勢いそのままに1位通過を決めた。個人的に最終予選で最も期待しているチーム。

注目ポイント

AWP、アサルト共にトップクラスの強さのalluだが、過去に大会のウォーミングアップ中にBotに撃ち負けて以降、敵を倒すたびに「God allu」、弾を外すたびに「Bot allu」というコメントが流れるようになった。今大会のalluはGodかBotか、コメントと共に楽しみたい。

 

Vitality(フランス、イギリス)

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メンバー

NBK,RpK,apEX,ALEX,ZywOo

評価点

連携、作戦・・・7

個人技・・・9

紹介

フランスのスーパーチームであるG2からあぶれた、又は脱退したフランス人プレイヤー3人とフランスのホープ18歳のZywOoに以前から評価が高かったイギリス人プレイヤーALEXを加えて昨年10月に結成されたチーム。結成当初から注目され、DreamHack Openで優勝するなど前評判通りの力を見せて昨年を終え、今年に入ってもそのままヨーロッパ予選を突破した。フランスチームは昔からスーパーチームを作るとそこに入れなかったプレイヤーが活躍するというジンクスがあるのでそれに倣ってG2以上の活躍を見せられるか。

注目ポイント

NBKは他のプレイヤーが全く使っていない時期にSG553を使ったり、いろんなmapに「NBK」という名称が出来るなど「ニューメタ」を作ってきた歴史がある。今回はどんなことをやってくるのか注目したい。

 

これでヨーロッパ、CIS編は終了です。もしデータ等で間違っていることがございましたら、Twitter(@Axcode1102)のほうまで連絡をくださいm(__)m

チームの最後の一人が決まらない問題

目次

その1,始めに

その2,チーム結成からの流れ

その3,チームを探している、または作ろうとしている人へ

その4,最後に

 

その1、始めに

皆さんこんばんは、お久しぶりです(初めまして?)。ファイヤーしたブログを書いてからもうかなりたち、私もついに20歳になってしまいました。これで晴れてテレビとかでよくアンケートが出てる「20台で恋人ができたことがない人」になったわけですね(うれしくない)

まあそんなことはどうでもいいのです、本題に入りましょう。「チームの@1が決まらない問題」についてです。今は宴の登録の締切の関係上何とか5人揃えたところが多いですが、多分これから練習したり、大会が進んでいく上で、棄権が出たり、または人を入れ替えたりするところが増えてくると思います。これはよっぽどチームとして完成されているチームでなければ、どこでも起こり得ることです。そしてチームが解散するどころかそのゲームをやめてしまう人まで出てしまいかねません。(実際にBF4時代にチームが原因でゲームをやめてしまった人を何人か知っています)

ではなぜそんなことが起こってしまうのか、私の経験を踏まえて、チームを組んでからの大雑把な流れとともに考えていきたいと思います。

 

その2、チーム結成からの流れ

1,チームを作る

PUG(MMとか5eとか)や紅白などで知り合った人に声をかけて「チーム作ろうぜ」ってなると思います。(Twitterとかで募集することもあります)

そして集まったメンバーでPUG(面子によっては即scrim釣るところもあるかもですが)を回します。このころはまだチームとしては何もしていない状態なので基本的には問題が起こることはないです。

2,roleやポジションを"本格的に"決める

チームとしてやっていく上で最初の関門となるのがここです。例えば「AWP持ちたい奴が2人いる」とかはPUGするだけなら適当に交代で持てばいいですが、チームとしてやっていくならそういうわけにはいきません、CTのセカンドAWPはまあいいにしてもT側の動きがだいぶ難しくなるからです。

こういうと「AWP持ちたい2人がARの時とAWPの時の動き覚えれば済むんじゃないの?」って思う人がいるかもしれません。特にAWPを普段持たない人はそう思う人が多いんじゃないでしょうか。

ですが、そういうわけにはいかないのです。なぜかというと"AWPer"と言われる人達はみんなそれぞれ、「異なる理想のAWPer像を持っているからです。例えばKennySを理想としてプレイする人とalluを理想としてプレイする人では動きがかなり変わってきます。テロリスト側は動きの自由度がかなり高い(自分たちからアクションをかけていかなければならない)上にAKより遥かに高額のAWPは効果的に運用しなければならないため、T側においてAWPerが変わるということはチームのスタイルをそれに合わせて変えなければいけません。また、AWPを持ちたい2人がARを持った際のroleが同じなんてことはめったにないので、そちらももちろん調整しなければいけません。つまり、「メインAWPerを決めないだけで、実質2つのチーム分の動きを決める必要が出てくる」のです。こんなのチームを作ってから1ヵ月や2ヵ月でできるものではありません。だからroleをちゃんと決める必要があるんですね。

しかし、ここで焦ってはいけません。早く作戦をしたいが故に急いでroleを固定してしまうと間違いなくチーム内に禍根を残します。ありとあらゆる可能性を考えて慎重に決めましょう。

ただ、いくらroleに不満があってもこの時点で抜ける人はそうそういないでしょう。(その理由はあとで出てきます。)ですので多くのチームで問題が表面化するのはまだ先です。

3,scrimやその後の反省会など、"チーム"としての活動がスタートする

このころが一番楽しい時期だと思います。毎試合CTの新しい守り方を試したり、みんなで考えたセットプレーをやってみたりとどんどん強くなっていく感覚があります。

また、「このころが一番強かった気がする」とチームが解散した後に言う人も結構います。しかも大会成績とかもこのころのほうが良かったりします。どうしてそんなことが起こるのでしょうか?

それは「メンバー全員が普段以上のパフォーマンスを発揮しているから」です。皆さんは進学(小学校から中学校、中学校から高校)して、新しい学校に入った時に最初の2週間くらい、ものすごくやる気に満ち溢れていた時期はないでしょうか。もし第一志望の進路に進めなかったとしても、やはり新しい環境は多少なりともテンションを上げてくれるものです。チームを結成した当初はこれと同じで、roleやポジションに不満があったとしても、みんなモチベーションも高く、また1戦1戦集中してプレイしています。だから、「結成初期が一番強い」ということが起こるんですね。

4,反省会を重ねるにつれて、チームの"Problem"が明らかになる

チーム内でDemoを見返したりして反省会をするようになってしばらく経つと、はっきりすることがあります。それは"メンバー間の実力差"です。つまり「Aサイト抜かれすぎじゃね?」とか「〇〇いつもカバー遅くね」とかです。これはどんなチームでもどうしても起こります。だってちょうど同じ位の実力の人を5人そろえるとか不可能に近いですからね。そして多くのチームがここで人が変わったり、解散してしまったりします。その原因は大きく分けて2つあります。

1つ目は「role決めを焦って禍根を残したチームがそのツケを支払うことになってしまった場合」です。そう、よくチームでダメ出しされるメンバーが「いや、俺ここ守りたくないって最初から言ってたじゃん」とか言い始める訳ですね、こうなると反省も何も無いので結局roleを変えたり人を変えたり解散してしまったりします。どうなるにせよそれまで作ってきた物は水の泡です。

2つ目はチーム内で最も"弱い"プレイヤーが"プロブレム"扱いされ、チームがうまくいかない原因の全てを背負わされる場合」です。こちらはどれだけ丁寧にroleを決め、チーム作りをしたとしても起こり得ます。実際にフランスのトップチームであったTeam EnVyUsでさえ、この問題が起こり、「The Problem」と言ってKioshimaをキックし、フランスチーム暗黒時代の幕開けにもなってしまいました。また世界最強だったSK Gaming(現mibr)はファンからずっと「SK最弱のプレイヤー」と言われていたTACOがチームが不調に陥った時期に抜けてから更に悪化してしまいました。(そういえばTACOは復帰するらしいですね)

1つ目の問題はrole決めを丁寧にすればそもそも起こり得ない話ですが、2つ目は、チーム全員が、責任を1人に押し付けず、チーム全体でカバーしてあげることが必要です。(引退する直前のFifflarenはあまりにも弱すぎて、いる場所が相手に狙われるため、NiPは毎ラウンドポジションを入れ替えて守っていました。ここまで行くと流石に替えたほうがいいと思いますが、一人をみんなでカバーするという例ですね)

 

その3,チームを探している、または作ろうとしている人へ

チームを探している人は慎重にチームを選びましょう。仮参加の時点で「この人苦手だな」と思う人がいたり、「このチームとはプレイスタイルが合わなさそう」と思ったらちゃんと断ったほうが良いです。初めてチーム活動をするならなおさらです。

チームを作ろうとしている人は、しっかりメンバー間の調整をしましょう。特に元からの知り合い3人+募集で来た人2人のような構成は「The Problem」の問題が起こりやすいです。知り合いが2人いるからとなあなあでやらずにしっかりやりましょう。

また、メンバーのモチベーションを維持するように努めましょう。もちろんToxicは厳禁です、一人いるだけで空気を悪くしてしまいます。特に宴はリーグ戦なので、負けても試合が続きます。モチベーションが下がった状態で戦うのは悪循環しか生みません。

 

 

その4,最後に

大会が増え、チームが増え、コミュニティーが活発になるのはとてもいいことなので、こういう問題が起こってチーム活動が嫌になってしまったり、それどころかこのゲームが嫌いになってしまったりする人が出ないといいなって思います。